スタッフブログ

9月1日は防災の日です。

 

 

当院では9月を「どうぶつ防災強化月間」としています。

 

 

 

 

どうぶつを守るためには、自分自身を守らなければなりません。

 

 

どうぶつやご家族の状況により必要な対策も異なります。

 

 

これを機に対策を見直してみませんか?

 

 

ペット健康防災手帳:病院受付で配布しています。

http://www.takei-amc.com/wp/news/bousai-notebook/

 

*「人とどうぶつのための備蓄品チェックシート」:待合で配布しています。

 

おもて面が人のための、うら面がどうぶつのためのチェックリストになっています。

 

 

HP「どうぶつの防災」http://www.takei-amc.com/prevention/bousai.html

 

 

防災トレーニングセミナーを開催します。(2019年9月22日)

 

 

 

 

 

 

2019年9月1日更新

 

外耳炎とは耳介、外耳道に起こる炎症のことで、耳が赤くなったり、熱感をもったり、腫れたり、耳垢が増えたりします。

 

 

また痒みを伴うため、我慢できずに自分で掻きむしってしまい、悪化させてしまうことがあります。

 

 

外耳炎は、体調や季節の変化で現れる軽度で一時的なものもありますが、犬種や個体の特性で罹患しやすい、あるいはアトピーや食物アレルギーなどが基礎疾患としてある場合は、慢性化して繰り返し治りにくくなることがあります。

 

 

このような場合は特に正確な病状把握と診断、治療がポイントとなります。

 

 

【原因】

 

外耳炎の原因としては以下のPSPP分類が提唱されています。

 

実際は一つの要因だけでなく複数の因子が組み合わさって起きていることが多いです。

 

主因(Primary causes)それだけで外耳炎を引き起こす原因となるもの。

 

・食物アレルギー、アトピー性皮膚炎

 

・脂漏症や脂線炎などによる角化異常

 

・寄生虫感染(ミミヒゼンダニ、毛包虫)

 

・異物(毛や植物、砂などによる刺激)

 

・内分泌疾患(甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症等)

 

・分泌腺過形成、ポリープや腫瘍など

 

副因(Secondary causes)

健康な耳ではそれ自体で病気を起こさない、あくまで他の因子(多くは主因、まれに素因)に続発して生じる。これ自体は比較的容易に取り除くことが可能。

 

・細菌やマラセチアの増殖

 

・過剰洗浄、投薬など不適切な処置

 

持続因子(Perpetuating factors

 

外耳炎が起こった後に生じて、外耳炎を長引かせる因子。

 

耳道の浮腫や狭窄、上皮移動障害(耳垢が排出されにくい)、中耳炎につながる増殖性の変化

 

素因(Predisposing factors)

 

外耳炎の発生前に存在している因子で、それがあると外耳炎に罹りやすくなる。

 

・耳道の中の耳毛が多い(例:プードル、シュナウザー)

 

・耳道が狭い(例:シャーペイ)

 

・耳が垂れている(例:バセット・ハウンド)

 

・耳道の中の分泌腺が多い(コッカー・スパニエル)

 

・耳の中が高温多湿になる(頻繁な水泳や入浴)

 

・免疫が抑制されている状態

 

 

【症状】

 

左右どちらかあるいは両方の耳が、赤くなったり腫れたり耳垢が増えてくることで気づきます。

次第に、痒みのために、頭や耳を振ったり、足で掻いたり擦り付けたりするようになります。

 

進行すると耳が分厚くなり、色素沈着や赤みが目立ち、外耳道が狭くなってしまいます。この頃には痛みのため、耳を触られるのを嫌がるといった行動も見られます。

 

またアトピーや食物アレルギー、内分泌疾患等を持っている場合は、耳だけでなく全身にも様々な症状が認められることがあります。

 

【診断】

 

耳の観察はまず肉眼で行い、その後耳鏡を使って外耳道鼓膜を確認します。

 

左右差があるのか、どの部位にどの程度の炎症があるのか、耳垢の量耳道の細さ、耳道中に異物やポリープなどはないか、耳毛の量鼓膜の損傷程度などを見ます。

 

耳道がかなり狭くなってしまう等慢性化している場合や痛みが非常に強く耳を触らせてもらえない場合は、鎮静下あるいは全身麻酔下でオトスコープを使用して観察を行います。

 

オトスコープでは、耳道内部の観察と同時に組織生検や異物の摘出も可能です。

 

耳鏡↓

 

 

オトスコープ↓

 

 

耳垢検査では耳垢を採取して、スライドガラスに塗りつけて顕微鏡下で観察します。

 

耳垢は角質と脂などが混ざり合ったもので、細菌やマラセチア、寄生虫が繁殖している場合があります。

 

また耳の症状だけではなく、その他の皮膚も注意深く確認します。アトピーや食物アレルギーの症状の一つが耳に現れている可能性もあるからです。

 

 

皮膚にこだわらず、全身の状態も把握した上で診断が必要です。

 

内分泌疾患が原因の外耳炎の場合は、食欲や飲水、排便排尿、体温等の一般状態に変化が見られる場合があります。

 

【治療】

 

直接的な原因が明らかになった場合は、例えば異物なら除去ミミダニなら駆虫等行います。

 

 

脂漏症の動物では、定期的な耳の洗浄食事管理等を行い長く付き合っていく必要があります。

 

 

アトピーが疑われる場合は、根気強く治療を行う必要があります。

(詳細はどうぶつ医療コラム『アトピー性皮膚炎』:http://www.takei-amc.com/wp/blog/column-atopy/

 

内分泌疾患などがある場合はその疾患ごとの治療を行う必要があります。

 

 

外耳炎を悪化させるような要因がある場合(細菌やマラセチア、耳垢過多等)は耳道洗浄を行います。

 

耳道洗浄は、耳鏡などにより鼓膜や耳道を確認して、洗浄が問題ないと判断した場合に行います。

 

鼓膜の損傷の有無によって使用できる薬剤も異なります。

 

 

耳道洗浄により過剰な耳垢を除去するだけでなく、細菌やマラセチア等も除去することで耳道の環境を整えます

 

 

これにより点耳薬の効果も高めることができます。

 

 

病院では洗浄液や生理食塩水を用いて適度に水圧をかけて丁寧に洗浄していきます。

 

 

激しく痛がる場合などは鎮静下あるいは全身麻酔下でオトスコープを用いて観察しつつ治療を行います。

 

 

耳道洗浄を家庭で行う場合は、必ず獣医師の診断と指導の下に行って下さい。

 

 

 

点耳薬には、抗菌薬や抗炎症剤があり症状に合わせて使用します。

 

 

また重度の場合や全身に症状が認められる場合は内服薬も使用します。

 

 

 

以上のように内科療法を行うことが基本ですが、慢性化して耳道が肥厚し極端に狭窄していて内科治療ができないあるいは効果がない場合は、外側耳道切除術、垂直耳道切除術、場合によっては全耳道切除術等の外科手術が適用になる場合があります。

 

 

外耳炎は軽度で一時的なものもありますが、慢性化すると動物は常に痛みや痒みに悩まされQOLが低下します。

 

耳が赤くなっていたり、痒がる様子が見られたり、いつもと違うなと気づいたら早めに診断と治療を受けると良いでしょう。

 

 

2019年7月30日更新

 

令和のはじまりということでお祝いムードの中、当院では先日パピーが誕生しました。

 

胎盤剥離の兆候があったこともあり、帝王切開を行なったのですが、

 

3匹とも無事に生まれてきてくれました。

 

GW中の嬉しい出来事でした。

 

2019年5月7日更新

以下の中で狂犬病にかかる可能性がある動物はどれでしょうか?

 

・コウモリ

・猫

・牛

・アライグマ

・ネズミ

 

正解は全てです。

 

狂犬病は犬だけでなく、人を含む全ての哺乳類がかかる可能性があります。

 

狂犬病は、発症すると致死率ほぼ100%という恐ろしい病気で、未だに世界では年間約5万人が死亡しています。

 

近隣諸国では、中国、フィリピン、韓国、ロシア、タイ、インドネシアなどに分布しており、日本などごく一部の国を除き全世界に分布しています。

 

日本では、輸出入検疫などにより狂犬病の動物の侵入を防ぐための対策が取られているものの、近年、海外との行き来は盛んになっており、感染した動物が侵入する可能性は否定できないと言われています。

 

侵入後に野生動物内で広まる可能性もあります。

 

つまり日本は常に狂犬病の侵入のリスクに晒されており、油断できない状況だということです。

 

清浄国とされている日本でも1920年代に年間約3,500件(犬)が発生しており、多くの人が亡くなっていました。

日本では1950年に狂犬病予防法が制定され犬の登録や予防注射が義務付けられるなど対策が取られ、7年で撲滅することができました。

 

人への感染は主に犬による咬傷のため、犬への予防接種が効果的と考えられています。

 

日本では狂犬病予防法により、犬の登録と年1回の狂犬病予防注射、鑑札と注射済票の装着が義務づけられています。

 

平成29年度の全国平均接種率は71.4%でした。

 

さらに詳しく知りたい方は厚生労働省や国立感染症研究所のHPに情報が記載されていますのでご覧ください。

 

 

 

2019年4月9日更新

国立では大学通りの桜も咲き始めています。

 

武井動物病院では先週末もパピーケアクラスが開催されました。

 

クラスではわんちゃんとのコミュニケーションの取り方、コマンド練習、健康にまつわるお話など毎回テーマを決めて学び、後半はプレイセッションを行います。

 

 

プレイセッションでは、その子の性格やわんちゃん同士の相性、様子を見ながら、徐々に慣れてもらっています。

 

 

はじめは緊張気味でも少しずつコミュニケーションをとって遊ぶことができていました!

 

社会化期の間にいろいろな経験をして学ぶことは、子犬にとってとても大切なことです。

 

パピーケアクラスについてはこちらもご覧ください

http://www.takei-amc.com/prevention/puppy.html

 

(クラスは日曜日に開催しております。新入生は随時受け付けております。)

 

 

2019年3月26日更新

 

猫の乳腺が何個(何対)あるかご存知でしょうか。

 

答えは8個(4対)です。乳腺は単独で存在しているわけではなく、血管やリンパ管が網目のように走っています。

 

 

乳腺腫瘍はこの乳腺の組織の一部が増殖して、しこりができる病気です。

 

腫瘍には良性のものもあれば、他の臓器などに転移する悪性のものもあります。

 

 

乳腺腫瘍は猫に発生する腫瘍のうち、皮膚の腫瘍、造血系の腫瘍に次いで3番目に多い腫瘍です。

 

犬では良性と悪性の割合は半々ですが、猫では約90%が悪性で、飼い主さんが気づいた時には全身に転移をしていることも多いのが特徴です。

 

 

発生する年齢としては中〜高齢ですがどの年齢にも発生する可能性があります。

 

 

発生には性ホルモンが関与していると考えられています。

 

 

したがって発生のリスクを減らすために早期の避妊手術が有効であるとされています。

 

 

【症状】

 

乳房に結節といって「しこり」ができます。

 

1つのこともあれば複数ができる場合もあり、その範囲も様々です。

 

中には炎症を起こして赤くなったり壊死して見た目にわかるものもありますが、毛で覆われていることもあり飼い主さんは気づかないことも多く、動物病院での健康診断などでの触診で発見されることも多いです。

 

 

全身症状については良性か悪性か、転移の有無、進行度により異なります。

 

 

【診断】

 

細胞診で病変部分や隣接するリンパ節などから細胞をとり観察します。

 

猫では悪性の割合が多く、転移している可能性が考えられるため、X線検査で肺やリンパ節などへの転移を確認したり、超音波検査でお腹の臓器に転移がないか確認します。

 

最終的な確定診断は手術で腫瘍部分を切除し、顕微鏡を使って観察する病理検査を行うことで行います。

 

【治療】

基本的には外科手術により腫瘍を摘出します。

 

猫の場合は悪性である可能性が高くまた再発も多いため、見えている腫瘍だけを切り取るのではなく、片側あるいは両側の乳腺全体を摘出する方法も選択されます。

 

はじめにお話ししたように、乳腺には血管やリンパ管が分布しているためです。

 

既に肺や肝臓など全身への転移が認められた場合は、残念ながら手術をして乳腺を摘出しても完治はのぞめません。

 

転移があっても、腫瘍部分が炎症を起こして腫れたり壊死したりする場合は、QOL向上のために手術を行って腫瘍部分を摘出するという選択肢もあります。

 

場合によっては術後の補助療法や緩和治療として、化学療法や免疫療法を行うこともあります。

 

 

【予防】

 

早期の避妊手術(できれば6ヶ月以下、遅くとも1歳以下)により乳腺腫瘍の発生リスクを減らすことができます。

2019年3月17日更新

 

犬の乳腺は10個(5対)あり、血管やリンパ管が網目のように分布しています。

乳腺腫瘍は犬でよく認められる腫瘍で全腫瘍のうち半分程度を占めるとの報告があります。

 

 

乳腺腫瘍はこの乳腺の組織の一部が増殖して、しこりができる病気です。

 

腫瘍には良性のものもあれば、他の臓器などに転移する悪性のものもあります。犬では良性と悪性の比率は半々です。

 

悪性の発生率は大型犬の方が小型犬より多いとされています。

 

 

発生する年齢としては中〜高齢ですがどの年齢にも発生する可能性があります。

 

 

発生には性ホルモンが関与していると考えられています。したがって発生のリスクを減らすために早期の避妊手術が有効であるとされています。

 

【症状】

乳房に結節といって「しこり」ができます。

 

1つのこともあれば複数ができる場合もあり、その範囲も様々です。

 

一般的には良性では小さくて周囲との境界が明瞭で硬く触れます。

 

悪性腫瘍は急速に大きくなり境界も分りにくく壊死したり出血したりすることがあります。

 

 

悪性腫瘍のうち炎症性乳癌は特徴的な症状を示します。複数の乳腺に発生して触ると硬く熱を持ち赤く浮腫を起こし痛みも伴います。

 

 

全身症状については良性か悪性か、転移の有無、進行度により異なります。

 

 

【診断】

 

細胞診で病変部分や隣接するリンパ節などから細胞をとり観察します。

 

X線検査で肺やリンパ節などへの転移を確認したり、超音波検査でお腹の臓器に転移がないか確認します。

 

最終的な確定診断は手術で腫瘍部分を切除し、顕微鏡を使って観察する病理検査を行うことで行います。

 

【治療】

外科手術が第一選択の治療法です。

 

腫瘍の大きさや部位、進行度、悪性度、どうぶつの年齢や全身状態によって術式を選択し、部分摘出片側または両側乳腺摘出などを行います。

 

 

炎症性乳癌や全身への転移が見られる場合は、残念ながら手術をしても完治することはないため手術は選択されないのが一般的です。

 

 

場合によっては術後の補助治療や緩和治療として、化学療法や免疫療法などを行うことがあります。

 

【予防】

初回発情前もしくは1回目までの避妊手術により乳腺腫瘍の発生リスクを減らすことができるため、早期の避妊手術が望まれます。

 

また悪性でも腫瘍の大きさが小さいうちに治療できると予後に影響するという研究結果もあるので、早期発見が大切です。

2019年3月17日更新

 

尿石症は尿路系(腎臓・尿管・膀胱・尿道)結石ができて様々な症状を起こす病気です。

 

尿に含まれるカルシウム、リン、マグネシウムなどの成分が結晶化して次第に大きくなり結石(尿石)となります。

 

結石が尿路の粘膜を傷つけると頻尿排尿時の痛み血尿などが見られます。

 

尿路を完全に塞ぐと腎臓に尿がたまる水腎という状態になったり膀胱破裂尿道破裂など危険な状態になります。

 

結石が存在する場所によって、腎結石尿管結石膀胱結石尿道結石に区別されますが、

 

犬と猫では膀胱結石尿道結石が多いといわれています。

 

また尿石はその組成によって以下のように分類されます。

 

・リン酸アンモニウム・マグネシウム(ストルバイト)結石

 

・シュウ酸カルシウム結石

 

・尿酸結石

 

・シスチン結石 など

 

犬猫で多いのはリン酸アンモニウム・マグネシウム(ストルバイト)結石シュウ酸カルシウム結石です。

 

このコラムではこの2つを中心に解説します。

 

 

【原因】

 

尿石の形成には以下のような様々な因子が関わっています。

 

 

リン酸アンモニウム・マグネシウム(ストルバイト)結石

 

・尿中のアンモニウムとマグネシウムのリン酸塩が高い濃度で含まれていること(①)。

 

・尿のpHがアルカリ性に傾いていること(②)。

 

で形成されます。さらに

 

・飲水不足や脱水、排尿回数が減少すると、尿中の塩濃度が高くなり濃縮尿が長い間留まることになり結石が形成されやすくなります(③)。

 

・フード中のマグネシウム量が増えると形成が促進されます(④)。

 

・犬では細菌感染によるpHの上昇により尿石の形成が促進されます。猫では尿路感染がなくても形成されることが知られています(⑤)。

 

 

シュウ酸カルシウム結石

 

 

・尿中のカルシウムやシュウ酸の増加(①)

 

で形成されます。

 

・フード中の過度の蛋白質、カルシウムやビタミンD、シュウ酸の前駆物質(アスコルビン酸、グリシンなど)を多く含んだ食事も尿石の形成を促進します(④)。

 

・尿の酸性化は高カルシウム尿症や低クエン酸尿を促進して尿石が生成されやすくなります(②)

 

【症状】

 

尿石の存在する場所や大きさ、閉塞の程度により様々です。

 

腎結石:症状を示さず大きさが変化しない場合が多いですが、結石が尿管の方に流れて閉塞する可能性もあるので注意が必要です。

 

尿管結石:完全に閉塞すると症状は急速に進み、激しい痛みを引き起こします。腎臓が尿を排出できずに水腎という状態になります。

 

膀胱結石:結石が小さい場合は症状が現れにくいですが、結石の数が多くなったり大きくなると膀胱粘膜を傷つけ、排尿時の痛みや頻尿、血尿などが見られます。

 

尿道結石:雄では尿道が細いため、結石がつまりやすくなります。排尿時の痛み、血尿のほか、完全に閉塞すると膀胱破裂や尿道破裂が起こったり、尿が身体に不要な排泄物を外に出すことができず尿毒症になり全身状態が悪化し、腎臓は急性腎不全の状態になります。

 

 

【診断】

 

頻尿や血尿、排尿時の痛みなどの症状や食事内容などの聞き取り、尿検査、超音波検査X線検査による結石の存在の確認(結石の組成によってはX線で確認できない場合もあり)、血液検査などにより診断を行います。

 

細菌感染が疑われる場合は、尿の培養を行い、抗菌薬の選択に使用します。

 

特にシュウ酸カルシウム結石では、高カルシウム血症の原因となる腫瘍、甲状腺、上皮小体の異常などがないか全身の状態を確認する必要があります。

 

【治療】

 

治療は内科的治療(特に食事療法)を行いますが、尿路閉塞があり緊急性がある場合や結石の溶解ができない場合、外科手術により尿石を摘出します

 

リン酸アンモニウム・マグネシウム(ストルバイト)結石を溶解させるためには、尿中のリン、アンモニウム、マグネシウム濃度を低下させ尿のpHを正常に戻す処方食を利用します。

 

また尿路感染が深く関与しているために抗菌薬の投与を行います。

 

シュウ酸カルシウム結石は溶解させることができないため、過剰のカルシウムとビタミンDを含む食べ物を避けたり、シュウ酸塩やシュウ酸の前駆物質であるビタミンCを多く含む食べ物を控えるようにします。

 

結石の生成を抑えるため、ミネラルやビタミン、タンパク量を調整し、pHを適正にする処方食を利用します。

 

また、水分の摂取を増やすために、ドライフードへの水の添加やウエットフードの利用などを行います。

 

 

尿路結石は再発しやすいため、食事管理や水の摂取などに気をつけ、定期的に健康チェックすることが大切です。

 

2019年2月11日更新

 

 

2/10日(日)に楽しく学べる脳トレクラスを開催しました!

 

国立市では前日に雪が散らついたので、少し心配しておりましたが、当日は快晴となり無事に開催できました。

 

 

はじめに犬の認知機能不全(認知症)でみられる症状やそのメカニズムについて説明しました。

 

 

 

年をとることは自然の変化ではあるものの、変化に気づいたら、できれば変化が出る前に早めに介入することが大切です!

 

 

 

つぎにkokuaの鈴木先生による脳トレゲームの実践です!

 

 

はじめに、わんちゃんの気持ちが理解できる飼い主さま向けのゲームの紹介がありました。

 

このゲームのルール自体は簡単なのですが、いざやってみると難しいんです。

 

わんちゃん役として当院の研修生が参加したのですが、上手くできた時に想像以上に嬉しくなったと

なんだか本当のわんちゃんになった様子で、会場が笑いに包まれました!

 

わんちゃんが飼い主さんから誉められたときのうれしい気持ち、言葉が分からないときのもどかしさを体感するのは大切ですね。

 

 

わんちゃんの気持ちが体感できたところで、ゲームにチャレンジです!

 

頭と体を使って初めての内容のゲームにもトライできていました。

 

上手くできると、しっぽをフリフリとしていて、嬉しそうな様子です!

 

先生からは、わんちゃんが理解しやすいようなヒントの与え方、難易度を変化させる方法、お家でやる場合の工夫など丁寧なアドバイスがありました。

 

 

年をとっても、新しいことを覚えられると改めて感じたクラスでした。

 

 

シニアのわんちゃんも学んでいくのですね。

 

 

ゲームは身近にあるものを活用して楽しく遊べる内容なので、お家に帰ってからも楽しめると思います。

 

 

シニア期になっても飼い主さんと楽しい時間を過ごせることは、わんちゃんにとって嬉しいことです!

 

 

当院ではシニアケアセミナー(わんちゃん同伴)も毎月開催しています。

 

 

 

 

ご興味のある方は病院受付かお電話(042-576-9100)にてお問い合わせください。

 

2019年2月11日更新

1月17日は「防災とボランティアの日」です。

 

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を契機として制定されました。

 

当院では、どうぶつと飼い主さんの快適で楽しい生活を守りたいとの思いから、人とどうぶつの防災について取り組んでいます。

 

 

今回新たに「人とどうぶつの防災ノート・5つのクイズ」を作成しました。

 

 

当院所属の防災士(獣医師)が内容を考えています。

 

 

病院待合室に置いてありますので、ご来院時にぜひご覧ください。

 

また現在「人とどうぶつのための備蓄品チェックシート」を配布しています。

おもて面が人のための、うら面がどうぶつのためのチェックリストになっています。こちらもご活用ください。

 

 

*当院での防災に関するこれまでの活動についてはこちらをご覧ください*

 

・ペット健康防災手帳:病院受付で配布しています。

http://www.takei-amc.com/wp/news/bousai-notebook/

 

・防災トレーニングセミナーの実施:

http://www.takei-amc.com/wp/news/bonsai-training-news/

http://www.takei-amc.com/wp/blog/bousai-training-2018/

 

・どうぶつ防災強化月間:http://www.takei-amc.com/wp/blog/bousai-sept-2018/

 

・HP「どうぶつの防災」:http://www.takei-amc.com/prevention/bousai.html

2019年1月14日更新